ココロくん「じけんが　おきた」

マサキくん「おおお、オレの、オレの勝負服があぁぁぁぁぁぁっ！！！」

オバカタさん「まぁっ　マサキくんのお気に入りのセーターがボロボロじゃない！」

マサキくん「終わった…なにもかも…もうおしまいだ…」

オバカタさん「いつも手洗いしているセーターを、ネットにもいれずに洗濯機で回すなんて…何故こんなことに？？」

マサキくん「おれじゃない…これから洗おうと思ってたんだ。今朝、洗面所に置いといて…それなのに…いま来たらこうなってたんだ…ひどい」

オバカタさん「別のだれかの仕業…ということね！　安心してマサキくん。この私、名探偵オバカタが、アナタのニットをボロボロにした犯人を見つけ出すわ！」

ココロくん「くつべらマンだよ」

オバカタさん「なん…ですって！？」

オバカタさん「くつべらマン！」

くつべらマン「ああ、お疲れ様です、先輩」

オバカタさん「犯人は…お前だー！！！」

くつべらマン「ひー」

オバカタさん「子どもの勝負服くらい、キレイに洗えるようにならないと、一人前の洗濯マンにはなれないわよ！！」

くつべらマン「洗濯…マン？」

オバカタさん「この、動画を、見て、勉強しなさい！」

マサキくん「本当にいいの？　くつべらマン」

くつべらマン「い、いいんだよ…ぐすん」

オバカタさん「これ…受け取りな」

（10,000円札 スッ…）

くつべらマン「え…いいんですか？」

オバカタさん「失敗したとはいえ、善意でやった洗濯…身銭を切る必要なんてないわよ…」

くつべらマン「オバカタ先輩…」

オバカタさん「（もちろん経費で落とすから）おつりは返してね☆」

ココロくん「いっけん、らくちゃく、ですな」

オバカタさん「良い子のみんな！　洗濯ネット、ちゃんと常備しておくのよ！」